夜明けの記憶 ジャケット
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夜明けの記憶

忘れたい気持ちと、忘れられたくない気持ち

記憶を断とうとするたび、まだ残っている想いに気づく。過去を抱えた部屋に、少しずつ朝が訪れる。

作品の背景

この曲には、覚えていたい気持ちと、記憶から離れたい気持ちが入り混じっている。過去の傷や喪失を抱えた夜から、新しい時間へ向かうことが制作時の方向性だった。夜明けは、心の整理がすべて終わった瞬間ではなく、葛藤を抱えたまま迎える次の時間として捉えられる。

歌詞に込めた情景

部屋に残る物や身体に近い風景が、記憶を呼び戻す。自分の言葉を打ち消すような問いかけには、相手への願いと、それを押しつけられない気持ちが同居する。突き放す言葉の後にも感情が残るため、忘却を単純な解決として描いていない。

サウンドの構想

制作時には、静かなイントロからサビへ広がる構成を志向した。ピアノ、アコースティックギター、ストリングス、シンセ、夜明けの環境音という音の候補を通じて、夜から朝へ移る情景と感情の変化を表すことを考えていた。

歌詞

おぼえている記憶を ひとつずつ断つ。 それで心は 軽くなるのだろうか。 忘れないで、 いや、それでいいのか お揃いの記憶を ひとつずつ断つ。隠せなかった愛は、 少しずつ錆びてきて 忘れないで いや、それがいいのか お揃いのピアスも色褪せてきて 部屋には青い絨毯が 擦り切れた理不尽は 丸め込まれてく もうー、どうだっていいや 空も歌えよ 泣いてやるから 溢れている 記憶を一つずつ断つ これでもう会えないや もう会えないや 忘れないで いや、これでいいのか お揃いの未来は色褪せたよね 冬には寒いセーターだ 吐き捨てたため息は 夜に紛れてく もうどうだっていいや 君は笑えよ 泣いてやるから 昔程の輝きもない 僕だけど あーもうどうだっていいや 空も笑えよ 泣いてやるから