静かな風に。 ジャケット
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静かな風に。

失った温もりと、揺れ続ける時間

もういない誰かを、まだ待っている。風が通り抜ける日常の中で、手放せない温もりと、言葉にならない感情を見つめる歌。

作品の背景

この曲の出発点にあるのは、失った温もりを手放しきれず、日常の中に立ち尽くす感覚。関係が終わったと理解することと、心がその終わりに追いつくことの間には、長い時間がある。何かを決めることも、きれいに忘れることもできない、その途中の時間を描いている。

歌詞に込めた情景

部屋の明るさや風の揺れは、心の状態にかかわらず続いていく日常として読むことができる。割れたガラスによる傷と、失ったものへの痛みを重ねると、傷は今ここにありながら、いつか変わっていくかもしれないものでもある。希望を確かな結末にせず、まだ揺れている感情のそばに置いている。

サウンドの構想

制作時に重視したのは、弾き語りを中心に、音数を抑え、歌と余白を主役にすること。大きな展開で気持ちを説明しきらず、言葉の後に残る静けさまで聴ける表現を目指した。

歌詞

静かな風に、ゆらりゆられ 君を待ってたんだ ありのままでいることが あんなにも心地いい日々があった 思い出せなくなる感情と かすかに残る愛しい記憶 さよならを繰り返して、 それでも守りたかったものがあった あの時こぼれ落ちた未来は 手放した僕の弱さだ そこにあったはずの温もりは 遠く遠く名もなき幻想へ 静かな風に、ゆらりゆられ 君を待ってたんだ きみのそばにそっといることが あんなにも心地いい日々があった 太陽の光が眩しいかい? カーテンのない部屋で笑い合う ごめんねを繰り返して、 それでも守りたかったものがあった 癖と言葉が残り続ける 手放した僕の中にも 幸せは?わからない でもここにも多分あるのさ 割れたガラスで手を切った。 でも大丈夫 治るから、いつか。 そこにあったはずの温もりは 遥か遠く名も無き幻想へ 静かな風に、ゆらりゆられ 君を待ってたんだ 君を待ってたんだ。