また、どこかで。 ジャケット
Coming Soon

また、どこかで。

出会った人が、自分の一部になる

誰かから移った口癖も、受け取った言葉も、今の自分の中にある。再び会う日が来なくても、出会いは自分の一部として続いていく。

作品の背景

この曲の出発点は、出会いと別れによって自分が形づくられていくという実感にある。人から移った口癖や何気ない習慣、背中を押してくれた言葉、努力する姿勢や小さな幸せへの気づき。誰かと過ごした時間は、関係が変わった後も、自分の感じ方や生き方の中に残っている。

歌詞に込めた情景

出会いと別れは、同じ場所に戻るだけの円ではなく、少しずつ変わった自分として巡り合う螺旋のようなもの。再会は、出会いの意味を確かめるための条件ではない。もう会わなくても、受け取ったものは消えない。「また、どこかで。」という言葉は、再会を約束することなく、離れて生きる相手へ願いを置く。大切な人たちから受け取ったものによって、少しずつ自分になっていく過程を描いている。

サウンドの構想

採用した構成は、懐かしさのある日本語オルタナティブロック。ピアノ、アコースティックギター、クリーンなエレキギターを入口に、ドラムとベース、空間を広げるギター、薄く重ねるストリングスへ展開する。ブリッジでは一度音を引き、最後は感謝と再会への願いを、ほとんど語りかけるように置く。音の広がりと親密な言葉の距離を行き来する構成を選んだ。

歌詞

砂に残した僕の名前を 夕暮れの波がさらっていった あの雲は鳥に似てるだとか 飽きもせず空を見ていた いつからか変な訛りで笑って 「せやな」だなんて口をついて あの日覚えた煙草の箱を 今日もポケットに入れている 「あなたなら大丈夫」って 目を見て笑った人がいた 「あなたはいなくてもいい」と 嘲笑う声も聞こえてきた 優しい言葉も、 痛い言葉も、 なぜだろう、僕の中で息をする 出会うたび、僕は少しずつ僕になる。 ずっと隣にいなくていい 同じ道を歩かなくていい 遠く離れたその先で それぞれ違う空を見よう 空に手を伸ばしていた あの頃の僕に会えたなら 何者にもならなくていいよ なんて言ったら怒るかな 巡って 離れて また巡って いつか道が重なるなら その時は昔みたいに くだらないことで笑おう ありがとう またどこかで、会えたらいいね。